おっぱいが飲めない赤ちゃんがいるなんて聞いてない!


産後、まずお母さんたちが最初に直面する育児の壁!

それは「授乳」ではないでしょうか?

出産であんなにくたくたボロボロになったのに、産後休む暇なく約3時間毎に訪れる仕事の時間。
本当に心身ともに大変です。

私は帝王切開での出産だったため、産後3日目まではベッドの上で身動きできず、娘はナースステーションで見てもらっていました。なので授乳を始めたのは生後4日目からだったのですが、まだ術後の傷も絶好調に痛む状態でその傷口の上に3㌔近い子供を乗せての授乳はなかなかの苦行でした。

さらに辛かったことに、うちの娘はおっぱいを飲むのが超絶下手な新生児ちゃんでした!!
飲まそうと顔を近づけても咥えないし、無理に咥えさせようとすると嫌がって泣く、のけぞる…の繰り返し。
出産前、そこまで授乳について知識を仕入れていなかった私は

「おっぱいが飲めない赤ちゃんがいるなんて聞いてない!」

と思わず叫びたい気持ちに…。

今回はそんなうまく母乳が飲めない赤ちゃんに授乳するためのお助けアイテムについてご紹介したいと思います。

目次

なぜおっぱいが飲めないのか

赤ちゃんはみんな生まれてきたら勝手にゴクゴクと母親のおっぱいを飲むものだと思っていたのですが、実はほとんどの赤ちゃんがすぐにうまく吸うことができないのだそうです。

聞くところによるとその理由は

  • 吸う力が弱い
  • 口が小さくて乳首をうまく加えられない
  • 吸い方が下手で、吸いついてもうまく母乳が出せない

などが挙げられるようです。

「とにかく飲めない子には飲ます練習が必要だ」と助産師さんに言われ、授乳のたびに助産師さんに付いてもらってアドバイスをもらったのですが、なかなかうまくいかず…。

仕方がないので、しばらくは便利グッズに頼って、なんとか乗り切ることにしました!

あると便利な授乳お助けグッズ!

乳頭保護器

これは乳首の上に吸盤のようにピタッと被せて使います。
本来は赤ちゃんに吸われて傷付いた乳首を守るために使われるようなのですが、私の場合は赤ちゃんの口が乳首よりも小さくうまく加えることができなかったため、このシールドで赤ちゃんが加えやすくなるように、サイズ調整の意味合いで使っていました。


搾乳器

赤ちゃんが直接おっぱいから母乳をうまく飲めない間は、搾乳機で一度絞って、それを哺乳瓶から飲ませるようにしていました。
もちろん粉ミルクや液体ミルクでも全く問題はないのですが、私は母乳の出が異常に良かったので(捨てるほど出ました)、そうしていました。
搾乳器がなくても手で絞レないこともないですが、結構時間がかかりますし手も痛くなるかと思いますので、こういったグッズに頼って産後のお母さんは少しでも休んでいただくといいかなと思います。

手動のものと電動のものがありますが、断然電動の方が楽でおすすめです!


母乳実感

ピジョンの母乳実感は、赤ちゃんのおっぱいの飲み方を研究して作られており、上手におっぱいを飲める練習ができるような作りになっています。

哺乳瓶で母乳を与える時にこの乳首を使うと、赤ちゃんが飲み方のコツを掴みやすいのか、グングン上手に飲めるようになっていくのがわかりました。


まとめ

うちの長女は結局退院するまでおっぱいを上手に飲めるようにはなれず、退院後も週に1度母乳外来などに通いおっぱいを飲ませる練習を続けました。
結局娘が自力でおっぱいを飲めるようになるには2カ月近くかかりました。
当時は「なんとしても飲めるようにさせなければ…!」と必死で、授乳のたびにうまく飲めずにグズる娘と格闘し、1回の授乳にめちゃめちゃ時間がかかっていました。
今思い返しても「あの頃あんなに寝てなくてよく死ななかったな自分」と思うほどです(笑)

そんな娘も気づけばいつの間にかごく当たり前のようにおっぱいを飲むようになり、11カ月になる少し前に卒乳しました。
おっぱいを自分で飲んでくれるようになるまでには様々な苦労がありましたが、今ではその頃がとても懐かしいです。
おっぱいを飲んでいるときの満足そうな顔やおっぱいを咥えたまま寝落ちする姿ももう見られないのか…と思うと寂しい気持ちです。

今授乳がうまくできなくて悩まれているお母さんも心配しなくて大丈夫です。
上手にゴクゴクと飲み始める日が、ある日突然やってきます。

授乳は子供が赤ちゃんのうちにしかできない貴重なスキンシップの時間なので、是非自分にとって無理のない方法でゆっくり取り組みながら楽しんでくださいね。

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この記事を書いた人

兵庫県出身。2016年に結婚を機に香川県へ移住。田んぼに囲まれた土地でうどんを食べて暮らす。2017年に長女、2019年に次女、そして2022年に長男を出産。好きなものは甘〜いお菓子と星マークのビール。

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