川崎病で入院した話 ①診断が出るまで


長女が2歳2ヶ月で川崎病になった時のことを書きたいと思います。

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発熱1日目

ある日の夜中、同じ布団で隣に寝ている長女の体がなんとなく熱いなと感じました。
呼吸も荒く、顔も赤いようでした。
翌朝起きてきてから熱を測ると39度台の高熱。
その日は保育園を休ませ、病院に連れていくことに。

この日訪れたのは家から一番近くの小児科です。
内診をしてもらい「風邪でしょう。数日様子を見てください。」とのことで薬をもらって帰りました。
娘はとてもしんどそうで、ご飯も全く食べません。
ヨーグルトや果物のゼリーなど、喉越しの良さそうなものを食べさせて見ても、2口ほど食べるとやめてしまう状態でした。

高熱を示す体温計の写真

発熱3日目

熱は39度台から40度台に上がったり、下がる気配は全くありません。
いつもは熱があっても家で遊んだりする子が、今回はぐったりしていてベッドから1歩も降りようとしません。
そんな状態が続き、少し大きな病院の小児科に連れていくことにしました。
そこでも診断はほぼ変わらず
「熱は高いですが、咳も鼻水もなく発疹なども見られないので、もう数日様子を見てください」
とのことでした。

丸3日もロクにご飯も食べていないのにこのままにしておくのか…と心配でしたが、水分が摂れているなら問題ないと言われたこともあり、そのまま言われた通り様子を見ることに。

発熱5日目

状態は一向に良くならないまま、時間だけが過ぎていました。
この日は金曜日で、休日前に病院を受診しておきたいという思いもあり、もう一度3日目に訪れた病院に連れて行きました。
すると先日とは違う先生が担当で、
「すぐに血液検査をしましょう」
と言われました。
採血をされ泣きじゃくる子供を膝に抱きながら、血液検査の結果が出るまで待合室で不安な気持ちで待ちました。
約1時間後、再び名前が呼ばれ診察室に入ると先ほどの先生に
「検査の結果、白血球の値が異常に高いです。ここでは詳しい診断は難しいのですぐに総合病院へ向かってください。」
と言われました。

主人に電話をしてそのことを伝えると、仕事を早退して病院に向かうと言ってくれました。
総合病院へ向かう間は、本当に不安で不安でたまりませんでした。
「白血球の値が高いってどういうことなんだろうか。白血病とか恐ろしい病気なんだろうか。」
など、悪い考えばかりが浮かび、生きた心地がしませんでした。

総合病院での診断

指定された総合病院は車で10分ほどの距離にあります。
主人も合流して向かうと、到着してすぐに小児科の診察室に通されました。
内診と、追加で尿検査をするとのことで、子供は奥の処置室へ。
その後また検査結果が出るまで30分ほど待ちました。

再度診察室に呼ばれ、この時に初めて先生から
「おそらく川崎病との診断になると思います。」
と、病名を聞かされます。
発熱しだしてから「何かウイルス性の病気では…?」と思い、1歳児がかかりそうな病気について片っ端からネットで見てはいたのですが、その候補の中に「川崎病」もありました。
しかし、うちの子が川崎病だとは全く思っていなかったのです。
なぜなら川崎病の特徴として以下のようなものがあると書いていたからです。

・発熱
・白目の充血
・舌や口の中が赤くなる
・手足が赤く腫れる
・首のリンパ節が腫れる
・BCGあとが腫れる

うちの子に当てはまるのは発熱ぐらいでその他の特徴は見られませんでした。
総合病院で診断してくださった先生によると
「これらの特徴が全て見られるわけではないが、5日続く高熱、白血球の数値、目や手足が少し赤みがかって見られることから、断定はできないが川崎病と診断して治療を進めたい」とのことでした。

まだ川崎病がどんなものなのか、本当に川崎病なのか、よく理解ができていないままに、とりあえず入院が必要だと言われたので、そのまま手続きをし、入院する個室へ移動することになりました。

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この記事を書いた人

兵庫県出身。2016年に結婚を機に香川県へ移住。田んぼに囲まれた土地でうどんを食べて暮らす。2017年に長女、2019年に次女、そして2022年に長男を出産。好きなものは甘〜いお菓子と星マークのビール。

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