妊娠って皆さん普通はいつ頃に気づくものなんでしょう？
平均的な時期はよく分かりませんが、だいたい毎月やってくる生理が来ないことによって気づく方が多いかと思いますので1か月かそのぐらいで「あれ？もしや…？」と勘づくものですよね？しかし、私が妊娠に気づいたのは明らかに遅すぎる妊娠10週目(3カ月)に入った時でした。
なぜこんなに気づくのが遅れてしまったのか
それにはちゃんと理由があるのです！！！
私はもともと生理不順で2カ月3カ月こないことが普通でした。あまり気にはしていなかったのですが、結婚して1年ぐらいたったころ「子供を考えるなら治療しておいた方がいいかもしれない」と思い婦人科に通い始めました。
病院で診察を受けて初めて分かったのですが私は生理が不順なだけでなく、生理があっても排卵をしていない「無排卵月経」という状態でした。(最初聞いたときはそんな症状があるなんて驚きで、排卵もしていないのに生理が来るなんてただの苦しみ損！血の流し損ではないか！とひどく落ち込んだのを覚えています)
その無排卵状態を治療する必要があるということで「クロミッド」という排卵誘発剤を飲んで排卵を促す治療を始めました。生理がくるのを待って、きたら生理開始5日目からこの薬を飲み、病院へ行って排卵があったかどうか確認するといった流れです。
これを3回ほど繰り返していたのですがなかなか排卵は起こってくれず。「次回生理が来たらクロミッドの量を倍に増やしてみましょう」と先生に言われていました。この薬は生理が来ないと飲めないので、次の生理を待ちました。が、1カ月過ぎても2カ月過ぎても来ません。治療に通い始めてまだ半年ほどでしたが「私はそもそも一生排卵しない体なのでは…」と心が折れかけていました。
しかし、しかし！
実はなんとこの時期もう私、妊娠してたんですね( ﾟДﾟ)！！
生理が来なかったのはそのせいだったんです！！！
けれど病院で排卵は起こっていないと言われていたし、妊娠しているだなんて全く思っていませんでした。生理が来ないことが気にはなりながらも、あまり気にしてストレスになってもいけないと、あまり考えないようにしていました。
この頃徐々に徐々に体調が悪くなり始めました。常に吐き気がして、食べ物もあまり食べれません。口の中が苦いような感覚があって、つばを飲み込むのも辛い感じでした。
そうなんです。完全に
つわり
なんですよね。
でも、私はつわりだと思っていないわけです。なんせ妊娠に気づいていないのですから。
そのため、胃の調子が悪いのかと思いこみ、内科に行って胃カメラまでしてもらいました。内科のお医者さんには「食道も胃の中もなんも異常ないよ。キレイキレイ。」と言われ、非常に困惑。こんなに吐き気がするのに異常が無いなんてどういうことかさっぱりでした。一応処方していただいた胃薬を毎日飲んでおりましたが一向に症状は改善されず…
(そりゃそうですよね。つわりなんだもの。)
病院で調べても悪いところがないなら疲れやストレスなんかが原因なんだろうと自分に言い聞かせ日々を過ごしました。そうこうしているうちに生理がこないまま3か月が過ぎようとしていました。さすがに期間があきすぎていたため
「もしやこれって妊娠してるのでは…」とこの時初めて思い始めます。ドラッグストアに妊娠検査薬を買いに行き検査してみたところ、そのまさかだったんです。はっきりした陽性反応でした。
(そりゃそうです。妊娠してるんだもの。)
翌日急いでいつも通っている婦人科に行くと担当の先生がエコーで確認してくださり
「あら、妊娠されてますね！よかったーーー！おめでとう！！！」と言われました。
いや、よかったよ。よかったけれども。病院に通って排卵していないと言わていたのになぜ妊娠しているのかand先生は気づかなかったのかとツッコみたい気持ちでした。後から聞くと、以前の診察の時が妊娠初期の初期過ぎて病院でも気が付かなかったそうです。
まさか妊娠していると思っていなかったためその期間胃薬などをほぼ毎日飲んでしまったことや胃カメラで麻酔をしてしまったこと、お酒も飲んでしまったことなど、様々な自分行動が悔やまれました。この時は妊娠していた喜びよりも、もし薬やお酒が生まれてくる子供によくない影響を与えてしまっていたらどうしようかと不安でいっぱいでした。
結果的に子供は元気で生まれてきてくれましたが、出産までこの後悔と不安はずっと頭の中にあり、消えることはありませんでした。
今もし少しでも妊娠の可能性のある方は、できるだけ早く確認して病院を受診していただきたいと思います。赤ちゃんを守ってあげられるのはお腹に宿しているお母さんだけですし、赤ちゃんの臓器が作られる妊娠初期のお母さんの行動は特に大事だと思います。
そんなこんなで私が妊娠に気づいた時にはすでに赤ちゃんは3カ月に突入しており、初めてのエコー写真はすでにきちんと人型をしていました。
とても神秘的で「あー、自分の中に別の人間がいるのか」と、涙が出るほど感動したのを覚えています。
というわけで、おそらく普通の妊婦さんとは少し遅めの妊娠生活がスタートしたわけです。
